TAKASAKI
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Geo Tourism Project

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旅の本質を体験する、
「GOTO、Geo Tourism」。

目に入る絶景や口にする味わい深い食。それらにはすべて理由がある。
その理由を知ることで、旅はより魅力的になるとともに、
その地への敬意と貢献の意欲を高めることになる。
五島の旅は、ジオストーリーを理解することで、これまでにない旅となる。
理由や背景を理解することで、より強い感動を覚える。
旅の本質を体験する、「GOTO、Geo Tourism」。

日本列島形成と
不動の「五島」

地球奥深くから湧き上がるマントルがユーラシア大陸から日本列島を引き剥がすように、分裂させた。この時、北と南の一部のエリアが起点となり、旋回するように日本列島を押し出し、太平洋に向けて弓を張る形を作った。この旋回する地殻変動において“不動”の起点となったのが五島周辺エリア。

不動点「五島」の痕跡

マントル上昇が引き起こす五島列島隆起により現れた地層から1500万年前の出来事を見る。日本列島が大陸から旋回しながら離れていくことで、五島付近を起点とする“谷”を形成。その過程で、川が急峻な時には砂が沈殿し、砂の堆積により流れが穏やかになり湖となれば泥が溜まる。日本列島の離脱ととも進む谷の拡大に併せて、砂と泥の堆積が交互に起こった。不動点「五島」の痕跡、「砂泥互層」 。

火山が育む
食の恵み

マントル上昇により生じた単成火山は、火山周辺に平坦な赤土土壌を形成。溶岩の風化が生み出す赤土に適した麦作が盛んに行われ、うどん文化が生まれる。温暖な対馬海流の影響で群生する椿の油で手延べするのが五島うどん。島のお酒は、コメの栽培には不向きであった五島では麦焼酎。

五島列島の
“壁”が育む食の恵み

マントル上昇が引き起こす五島列島の隆起は豊かな魚介の恵みをもたらす。海底から隆起した五島列島が対馬海流を遮ることで、栄養豊富な深層水が湧き上がり、海面に近づくにつれ日光の力を借りて光合成を行う植物性プランクトンが発生。このプランクトンを餌とする動物性プランクトンも増えることで、それらを餌とするアミ(小さなえび)の増殖→アミを餌とする小魚(アジアやイワシ)→大型の魚へと連鎖し豊かな漁場を形成。溶岩由来の磯浜は、クエ、サザエ、アワビ、イセエビ、スマの漁場となる。

隆起と火山活動が生み出す絶景

火山から流れ出した溶岩が海に流れ込んで出来る溶岩海岸のありのままの姿。
遠くに見えるのは、隆起によって立ち上がった高い山々。
ここにしかない自然の景観を作り出す。